5巻 災害フィールドワーク論』の編者・木村さんと、執筆者の饗庭さんらが、次のような企画展示、報告会を開催します。
貴重な機会です、大船渡へぜひ、お運びください。


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津波と綾里博物館展 歴史・復興・住まい
ryouri-expo.tumblr.com/

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◎会期:平成28年9月12日(月)~18日(日)9時30分~17時(展示)

        9月17日(土)13時〜16時(報告会)
◎会場:大船渡市三陸町綾里 港70-13 ヤマジュウ電気隣空家
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岩手県三陸海岸に位置する綾里(りょうり)地区は、明治三陸大津波、昭和三陸大津波、東日本大震災の3度の大きな津波の被害を受けてきました。災害後にいち早く復興に立ち上がり、それぞれの時代の復興を積み上げてきた地区でもあり、地区にはたくさんの津波常襲地の知恵が残っています。特に「復興地」とよばれる4カ所の昭和三陸大津波後の集団の高台移転地は、三陸海岸各地の復興地の中でも大規模なものであり、現在までの80年にわたる暮らしを支え、東日本大震災の津波から住民の命を守りました。
これまで5つの大学のチームが、綾里地区の復興をサポートし、これまでの取り組みについて調査を重ねてきました。そこで得た知恵や知識を、地区の内外の方々と共有することをめざして、そこで得た知恵や知識を、地区の内外の方々と共有することをめざした、仮設の博物館を1年前に開設しました。その後に行った調査で得られた新しい情報を加えた、2回目の仮設の博物館を2016年にオープンします。会場は綾里の湊(港)地区の復興地にある、昭和の復興当時の姿を残した復興住宅です。土地と建物に刻まれた復興の知恵を実感しにきて下さい。
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プロジェクトメンバー:池田浩敬(常葉大学/防災)木村周平(筑波大学/文化人類学)饗庭伸(首都大学東京/都市計画)青井哲人(明治大学/都市史)、岡村健太郎(東京大学/都市史)石榑督和(明治大学/都市史)佐藤翔輔(東北大学/アーカイブ)熊倉永子(首都大学東京/建築環境)村上暁信(筑波大学/都市環境)山岸剛(写真家)伊藤暁(建築家)中野豪雄(グラフィックデザイナー)+常葉大学池田ゼミ、明治大学青井研究室、首都大学東京饗庭研究室
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問い合わせ先:首都大学東京 饗庭伸(aib@tmu.ac.jp