連続上映会16 「紙と紙以前のこと」
 
みんなでワイワイ観ながら語る、研究する。
新シリーズの上映会
 
■日時 :2019年11月9日(土)開場18:30 開演19:00
■会場:space&cafeポレポレ坐
■参加費:1,000円ワンドリンク
■予約 電話:03-3227-1445 Mail:polepoleza[at]co.email.ne.jp

▼「紙と紙以前のこと」
書く、描く、記録する、綴じる、切る、包む、飾る、貼る、
装う、燃やす、神を招く、あの世とこの世をつなぐ…。
目を凝らして見ると、私たちの暮らしに溢れている「紙」。
工業化された紙が惜しげもなく使えるようになる以前、
どのようにして紙をつくり、どんな場面で、どのように使ってきたのか?
あるいは、紙がなくても「紙の代わりにこんなものを使っていたんだ!」
「これも紙に近いね!」と、紙をめぐる映像を選んで、見てみたいと思います。
(研究呼びかけ人 下中菜穂 丹羽朋子)
 
■必ず上映するタイトル(ECより)
【紙の日傘づくり】(東南アジア    タイ タイ人)E0526/1962/11:00
【凧づくり】(ギルバート諸島    オノトア環礁 ミクロネシア人)E0831/1964年撮影/10:00
【植物の髄による宗教的な飾りづくり】(インド    北ビハール    ミティラ族)E2299/1973年撮影/11:00
【岩壁画描き】(北西パキスタン    ギルギット    ダート族)    E0212/1955-56年撮影/2:30
 
■その他の「紙」映像
【ヤ・ムンの死 中国雲南省の少数民族・ワ族の葬送儀礼】
(乾尚彦/2010年10月撮影/50分)
村人の手によって紙とハサミから生み出されるお葬式。
葬送儀礼の中で「紙」はどんな役割を果たしている?
 
【中国黄土高原の紙の花】
(丹羽朋子・馮奮/2009-2013制作/約15分)
土の穴居「窰洞」(ヤオトン)に暮らす人々が作り出す、さまざまな紙の形。
儚いからこそ、消えては転生をとげる紙がもつ力とは?
 
■上映するかもしれないタイトル
【手漉き紙づくり】(中央ヨーロッパ オーバーエステルライヒ)E2930/1984年撮影/17:00
【ヤシの葉の玩具づくり】(ブラジル トカンティンス地方 クラホ族)E1323/1965年撮影/10:30
【樹皮布づくり】(ブラジル ソリモエス河上流域 トゥクナ族)E2143/1970年撮影/6:00
【ジトヴァルプルのハリジャンの女たちが描く粘土レリーフと壁画】
(インド 北ビハール ミティラ族)E2370/1973年撮影/17:30
【ジトヴァルプルのバラモンの女たちが紙に描くサラスヴァティ女神像】
(インド 北ビハール ミティラ族)E2369/1973年撮影/10:30
ほかミティラ族タイトル2本
 
■主催:公益財団法人 下中記念財団
■企画:EC活用委員会 / 下中菜穂(エクスプランテ)、丹羽朋子 (FENICS)、ポレポレ東中野
■協力:川瀬慈(国立民族学博物館)、岡田一男(東京シネマ新社)、NPO法人 FENICS、DNP文化振興財団グラフィック文化に関する学術研究助成 「生成・消滅・再生する切り紙のかたち」(研究代表者:丹羽朋子)
 

連続上映会16 / EC研究所Vol.2「紙と紙以前のこと」