FENICSによるイベントが、ひさしぶりで対面で開催されることになりました!

FENICSは、世界各地でフィールドワークをともなうさまざまな分野で活躍されている研究者、活動家、フィールドワークに関心をもっておられる方々をつなぐ場をつくりたい、そこから新たなものを生み出したい、と考えています。
今年度から、新シリーズ FENICS 連続トーク「フィールドワークと生き方・働き方」を始めます。

フィールドワークが必須である人類学を学んだ経験のある方々に、「フィールドワークのつづき」を語っていただきます。

お申込みはこちら:https://fenics-event-2023-0617.peatix.com/


■日時 2023年6月17日(土)14:30-16:30

■実施方式:リアルイベント
*当日、ゲストのおふたりのお店から軽食とワンドリンクがふるまわれます。
 
■会場:おいしい未来研究所キッチンラボ
住所:代々木上原駅徒歩30秒 GOOD EAT VILLAGE 地下1階

■お申込み:https://fenics-event-2023-0617.peatix.com/
 会費はドリンクと軽食つきで 一般 2500円、正会員・学生:2000円 (当日の現金払い)
  
■ご連絡:fenicsevent@gmail.com
  

■主催:NPO法人 FENICS

■プログラム
 
14:15  開場
14:30〜 オープニング   
   (FENICS 椎野若菜・丹羽朋子)
 
14:45〜 小野邦彦さん (坂ノ途中・代表)のお話
 
15:15〜 大橋磨州さん(魚草・店長)のお話
 
15:45〜 クロストーク
    (小野邦彦 × 大橋磨州 × 佐藤靖明 × 津田啓仁)
 
16:30 閉会
■趣旨
///人類学を読んでどうする??///
 
いま、人類学はかつてない注目を集めています。
書店には一般向けに書かれた解説書から、専門的な民族誌まで人類学特集の棚が充実し、
ビジネスの領域でも、フィールドワークの手法のアップデートがなされつつあります。
一方で、社会と学問の交点でどのような実践が展開されるか?は、まだまだトライの最中です。
 
人類学は、目の前の社会に対してどのような価値を発揮できるでしょうか?
人類学を学ぶと、どのような世界への態度や視点が身につき、何ができるようになるのでしょうか?
よりリアルに、人類学を学んだ後の「実践」を問うていくことが求められています。
 
そこで、本イベントでは、かつて大学や大学院で人類学を修めたお二人のゲストが、
どのように人類学を活かし、食ビジネスに繋げているか、を
各々のリアルな経験から語り合っていただきます。
 
///人類学を学んだ人の「生き方・働き方」///
 
キーワードは、「生き方・働き方」です。
シビアに生きていくことを考えれば、どのようにお金を生み出し、
個人や企業体として生計を立てていくか、継続した活動にしていくか、が当然求められます。
ここに人類学やフィールドワークで培った能力や姿勢はどのように関わっているのか?
にもフォーカスを当てていきたいと思っています。
人類学から何かを新しいものを生み出したり、暮らしを変えていくための
ヒントを提供できればと思います。
 
///野菜と魚のビジネスから///
 
初回となる今回は、小野邦彦さん(坂ノ途中・代表)と、大橋磨州さん(魚草・店主)をお招きし、トークを行います。
大学で人類学を学んだお二人が、どのような視点を持ってビジネスをしているか?
お二人にとって、野菜と魚という「食」の領域はどのような世界か?
そこに人類学やフィールドワークはどう関わっているか?
をご自身の経験や日々の感覚から語っていただきます。
 
・フィールドワークや人類学に関心を持ち、何かやってみたいけど、何ができるかわからない。
・実際に学んでいるけれど、どう社会の中で、活動や実践に繋げていいかわからない。
・普段、食・農ビジネスに携わっているが、新たな視点で事業を見つめ直す機会が欲しい。
といった方々に、ヒントになるトークを目指しています。

■ ゲストについて
 
小野邦彦(坂ノ途中・代表)
 
学部で文化人類学を専攻。外資系金融機関を経て、2009年に株式会社坂/途中を設立。
環境負荷の小さい農業を実践する農業者の増加を目指している。

 
 
大橋磨州(魚草・店主)
 
大学院時代に上野でフィールドワークを行うも、そのまま中退しアメ横の魚屋に就職。
10年前に独立し、現在は「呑める魚屋」をコンセプトにアメ横内に2店舗を運営。
 
 
 
[クロストーク・聞き手]
 
佐藤靖明(FENICS理事・農業人類学・バナナ学者)
アフリカ・オセアニア・日本でバナナと人のかかわりをフィールドワークして20年。
現在、長崎大学で「地域生態論」「アフリカ入門」などの授業を担当。
 
津田啓仁(文化人類学研究者)
修士まで文化人類学を専攻した後、企業で人類学を取り入れた業務の開発に従事。
現在は秋田を拠点にしながら、山間部での採集・制作活動を研究。
 
 
 
 
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*本イベントは一部、JSPS 科研費23H03899C03の助成を受けています。