第12巻は「女も男もフィールドへ」というタイトルでジェンダーとセクシャリティーをテーマにしました。子持ちフィールドワーカーとそのパートナーが直面する現実と課題は人それぞれ様々です.
イントロダクション(椎野若菜・的場澄人)
Part1 フィールドワーカーのジェンダー
1 フィールドで「ヨメサン・ムスメ」となるためのスイッチ(中川千草/環境社会学)
2 雪氷女子の誕生(永塚尚子/雪氷学)
3 自分を守りつつ調査する:インド「ヒジュラ」へのアプローチ(國弘暁子/文化人類学)
4 「ゲイ・コミュニティ」でフィールドワークする(新ヶ江章友/医療人類学)
Column1 女も男も無意識の思い込みに気づくために(長堀紀子/大学女性研究者支援室勤務)
Part2 子連れフィールドワーカー
5 子どもを連れてボルネオ島の熱帯雨林へ(久世濃子/霊長類学)
6 ベビーをつれてアフリカへ:ナイロビ、カンパラでの経験(椎野若菜/社会人類学)
7 子連れフィールドワーク:ウガンダの村落での経験を中心に(杉田映理/開発人類学)
8 家族でフィールドワーク:伊豆諸島御蔵島でのイルカ研究(酒井麻衣/動物行動学)
Column2 嫁さんマイル(的場澄人/雪氷化学)
Part3 ライフイベントとフィールドワーカー
9 フィールドワークに行けないフィールドワーカー(四方 篝/熱帯農業生態学)
10 響きあう家族のかたち:南インドのフィールド・ライフ(石井美保/文化人類学)
11 カップルでのフィールドワーク(菊地滋夫・菊地紀久恵/社会人類学)
12 子持ちのフィールドワーカーと子育てするフィールドワーカー(三谷曜子/海棲哺乳類学)
付録1 若手研究者支援制度と女性研究者支援制度
付録2 アンケート:フィールドワークとキャリアアップ、子育て、介護などの両立を考える
編集後記(椎野若菜)