展示「レジリエント・ライフ:強制撤去からの帰還と再建(Tales after Forced Eviction: Home, Resilience, Return, and Reconstruction)が、東京工芸大学6号館で始まっています。
3月8日(土)に、西尾美也さん(東京芸術大学)をゲストにお迎えし、プロジェクトメンバー(野口靖、椎野若菜、井本佐保里、キティンジ・キニュア)と共にトークイベントを開催します。
入場料:無料
展示会場:東京工芸大学中野キャンパス6号館地下1階ギャラリー6B01 https://www.t-kougei.ac.jp/access/
(地下鉄/東京メトロ丸ノ内線・都営地下鉄大江戸線-中野坂上駅下車 徒歩約11分
1番出口より山手通りを初台・大橋方向に進み、橋を渡ったあとすぐ、石田洋紙店の手前を右折)
展示期間:2025/3/2(日)- 3/23(日) 12:00〜18:00
休廊:月曜日(3月10日は開催)
2025/3/8(土)15:00~17:00
◆トークイベント「人と住まい:強制撤去からの再建
住まいは単なる物理的な空間ではなく、個人の尊厳やアイデンティティを育む重要な場だといえる。本トークでは、インフォーマル居住区住民が「再建した家」に焦点を当て、人と棲家の関係性を掘り下げる。人はどのように自らの居心地のいい場所をつくろうとし、また住まいがどのようにして人々の日常や心の拠り所を支え、文化や家族の絆を形作るかを考察する。
ゲスト:西尾美也さん(東京芸術大学)
美術家。東京藝術大学美術学部先端芸術表現科准教授。装いの行為とコミュニケーションの関係性に着目したプロジェクトを国内外で展開。ファッションブランド「NISHINARI YOSHIO」を手がける。ケニアにおいてアート活動を行なってきた経験がある。
プロジェクトメンバー
野口靖 (東京工芸大学)アーティスト。
椎野若菜(東京外国語大学AA研)社会人類学
井本佐保里(日本女子大学)建築学
キニュア・キティンジ(上智大学)政治学
2025/3/22(土)15:00~17:00
◆住まいと都市政策:インフォーマル居住区が映し出す社会課題
インフォーマル居住区住民の住居再建のプロセスは、土地利用や再開発、住民の権利を巡る都市政策の課題を浮き彫りにする。本トークでは、強制撤去後の住民の再建を題材として、都市政策が抱える構造的な矛盾や社会的不平等について議論する。また、ムクルの事例を出発点に、日本の都市再開発や空き家問題など、現代都市が直面する課題との接点を探る。
ゲスト:小野悠さん(都市工学、豊橋技術科学大学)、溝口大助さん(文化人類学、東京外国語大学現代アフリカ地域研究センター)