ただいま、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)にて12月7日(日)まで、下記の展示を行っております。

本日は外語祭の最終日でもありますし、お誘いあわせのうえお越しください。(11月24日は椎野が在廊します)
 

https://r-dimension.xsrv.jp/resilient-life/tufs/

1120exh_poster_finのサムネイル2025年11月20日(木)~2025年12月7日(日)
 【展示】 レジリエント・ライフ@TUFS


会期 2025年11月20日(木)~2025年12月7日(日)   

​場所 東京外国語大学AA研 1F展示室

      交通: 最寄り駅 西武多摩川線「多磨」駅(下車後,徒歩5分。京王線「飛田給」駅からは徒歩20分。https://www.aa.tufs.ac.jp/about/access/

時間 12:00~18:00 (学園祭11/20-24は10時より)

本展示は、ケニアの首都ナイロビにある三大スラムのひとつ、ムクル・クワ・ンジェンガを舞台に、行政により家を強制撤去された住民が元の土地に戻り住居を再建する姿を記録するプロジェクトです。FENICS理事の椎野若菜(社会人類学)、FENICS正会員の野口靖(メディアアート)、これまでもメルマガにも寄稿してきた井本佐保里(建築学)、そしてケニア人で日本をベースに研究活動を行なってきたキティンジ・キニュア(政治学)の協働によって実現しました。

強制撤去を受けながらも、元の土地へ戻り、創意工夫を凝らして住居を再建する人々の姿を、①「Materiality of Lives」、②「Rebuilding Home and Dignity」③「The Scenes of Mukuru」という3つのプロジェクトを通して紹介します。

本展では新しく③The Scenes of Mukuruを設置しました。本展の舞台であるムクル・クワ・ンジェンガというインフォーマルな居住地域に強制撤去後も帰還し自宅を再建した人々の日常とはどのようなものか。ムクルという場と人々の暮らしの理解にむけて、あらゆるシーンを来場者に知ってもらうため、プロジェクトチームの椎野とキニュアが撮影した写真群から学生たちが写真を選択し、その思いをつづっています。

研究者がフィールドより持ち帰ったデータやモノを、どのように、日本のオーディエンスや学生につたえ、考えてもらうか。できあがった論文や書籍でなくローデータに近いもの、素材から、学生はどのように考えるか。外大での開催にあたり、東京外国語大学アフリカ地域研究1、上智大学総合グローバル学部 特講(アフリカの家族と親族)(椎野) 履修者)はインフォーマントの生い立ち、家族のこと、くらし、強制撤去のこと、など民族誌ヴィデオクリップを視聴し、それぞれの関心のあるトピックを洗い出し調べ発表し、また設営の構築は外大の学部生を中心に行いました。現地からのモノを用いたフィールド研究の発表方法、またフィールド研究の教育のありかたについても新たな試みをしています。来場者のみなさまと共に考えていきたいところでもあります。

ご来場をお待ちしています。

 
ー(関連イベント)2025年12月6日(土)@展示会場 13:00~
展覧会記念シンポジウム「強制立ち退き、都市のインフォーマリティ、そして都市の ‘hustling’」(英語)
展示「レジリエント・ライフ」とAA研共同利用・共同研究課題プロジェクト「東部アフリカにおけるʼhustleʼする若者たちの民族誌:その想像力と実践力」共催
Contact Email: wakana[at]aa.tufs.ac.jp

Phone: 042-330-5600 (AA研)

■主催:東京外国語大学フィールドサイエンスコモンズ (TUFiSCo)
■共催:  東京工芸大学インタラクティブメディア学科野口研究室、日本女子大学建築デザイン学部建築デザイン学科井 本研究室
■広報協力 NPO法人 FENICS, 現代アフリカ地域研究センター