東京外国語大学で、FENICS12巻『女も男もフィールドへ』に関連するセミナーを開きます。
他大学でも、どなたでも参加可です!!!!

ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ事業(牽引型)
「若手研究者キャリア形成支援セミナー」開催

●「あなたもできる!子連れフィールドワーク実践ノウハウ」
●日時:7月11日(火)15:00〜16:30
●場所:東京外国語大学 研究講義棟1階 110教室
http://www.tufs.ac.jp/access/
●プログラム案:
  〜15:10 開会挨拶
15:10〜40久世濃子氏「フィールドワークで鍛え、育児で磨く〜「個性」と「事前準備」の
重要性〜」
15:40〜16:10椎野若菜氏「子連れ国際学会、フィールドワーク:子どもの成長にあわせて調査スタイルを変える」
16:10〜16:30 フロアとの意見交換
     閉会
●講演者
久世濃子氏(日本学術振興会特別研究員/国立科学博物館、ご専門:霊長類学)
椎野若菜氏(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、ご専門:社会人類学)

●開催目的
 学術的な調査研究には、博士論文を執筆する前からでも、海外での調査や国際学会やシンポジウムの参加や企画等が求められることが多い。とりわけフィールドワークが必要な学問分野では、女性のライフイベントである妊娠、出産、その後のフィールドワーカー人生を、研究キャリアとの両輪でどう設計すればよいかという問題が大きくのしかかっているのが現状である。これらは女子学生、女性研究者各人の選択や実践する意欲だけの問題ではなく、女性が無理のない「選択」ができるような学習、研究環境をつくらねばならない課題に深くむすびついている。
本セミナーでは、妊娠時からフィールドに行く準備をし、子どもをもってからも「フィールドワーク」の継続の試みに挑戦する2人の研究者の事例を突破口とし、「選択」に悩んでいる(パートナーをもつ)学生やPD、教員、そのような学生をもつ教員とのコミュニケーションの始まりとしたい。

●開催形態
FENICS(Fieldworker’s Experimental Network for Interdisciplinary CommunicationS)協力