〈写真でやってみよう!消費社会のフィールドワーク〉

日常の中のジェンダー表現を掘り起こそう!
私たちは、日々たくさんの広告メッセージに囲まれて生活しています。それらは都心の景色に溶け込み、私たちの日常生活の中に紛れ込み、 普段はあまり意識して見ることはないかもしれません。でも、 それが私たちの「性」 についての見方に大きな影響を与えているとしたらどうでしょう?
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本イベントでは、実際に街の中の広告の写真や映像、 商品の売り場などを観察し写真に記録することで、都市空間でのフィ ールドワークの可能性を考えてみます。 見慣れた日本の都市の風景、街並み、そこに埋め込まれた「性」 の表現を掘り起こしてみることで、 自分の社会を相対化するきっかけになるでしょう。また、 コロナ禍でフィールドワークを身近に行うためのヒントにもなるは ずです。イベントは、初級編と実践編と2回に分けて開催します。 フィールドワークをしている人も、 これからしたいと考えている人も、分野を問わず参加を募ります。
 
講師:小林美香さん(写真研究者)
写真やジェンダー表現に関連する記事の執筆や、 翻訳を行うほかに、各種学校・機関で教鞭を執り、レクチャー、 ワークショップ、展覧会の企画、 コンサルティングなどを手がける。著書に「脱毛広告観察―― 脱毛・美容広告から読み解くジェンダー、人種、身体規範」『 現代思想』2021年11月号など。
FENICSフォトコンテスト2017では審査員をしていただきました。
 
①【入門編】2021年12月26日(日)20:30~( zoomのリアルタイム配信で行います)
レクチャー:街の風景や広告やキャンペーン、 商品の売り場などを撮影した写真を観察・分析しながら、 そこから何が読み取れるかを発見していくプロセスを学びます。 商品を売るために、 どのような視覚表現が用いられているのか意識することで、 都市空間と消費行動の関係、メディア・ リテラシーへの理解が深まるでしょう。
ディスカッション: 写真を用いて広告や公共空間を記録することで、 日常生活の中に埋め込まれたジェンダー表現に目を向け、 都市空間をフィールドワークすることの可能性を話し合います。

お申し込み:https://forms.gle/ZC4zykcBhj7TQUEW8 

    

②【実践編】2022年 1月22日(土)20:00~( zoomのリアルタイム配信で行います)
【入門編】で学んだことを踏まえ、 実際にフィールドワークで撮影してきた写真を、 参加者がプレゼンテーションします(写真の提出方法・ プレゼンテーションの進め方については、①【入門編】 にて説明いたします)。スケジュール、ぜひ押さえていただければ幸いです!

受講される方は、こちらをごらんいただくとより理解がふくらみ楽しくなります。

広告観察散歩!!!小林美香さんと!@渋谷〜新宿

https://www.youtube.com/watch?v=0JNMWUaZh8g

  
①【入門編】と②【実践編】は、 連続して受講されることをお勧めします。お時間の都合などで①【 入門編】をリアルタイムで受講することが難しい方には、 録画動画を提供しますのでお申込時にお伝え下さい。
参考文献:FENICS 100万人のフィールドワーカーシリーズ 『フィールド写真術』秋山裕之・小西公大編
15%引き、送料無料でご希望の方はご連絡ください。fenicsevent[at]gmail.com

お問い合わせ:fenicsevent[at]gmail.com

このイベントは、2021年度早稲田大学特定課題研究「 ジェンダーの人類学と教授法に関する調査研究」 の助成を受けています。(國弘暁子代表、松前もゆる、碇陽子、菅野美佐子、椎野若菜)
 
共催: FENICS/早稲田大学 2021年特定課題研究「ジェンダーの人類学と教授法に関する調査研究」