FENICS 共催サロン@第59回日本アフリカ学会学術大会(於:長崎大学)
アフリカ学会九州支部と共催

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「大学院生でママ・パパになれる?:研究室仲間と歩んだ子育て院生生活」

大学院進学を決める時点は、人それぞれでいい。日本でもようやく、学士をとりさまざまな業界で経験を積んだのち、大学院に入る人も増えてきている。子どもをもつ時期を選ぶのも、個々人の自由であるはずだ。ただ、まだ大学院に在籍しながら子どもをもつ選択肢は決して容易ではない。あなたの院生の同期が、子連れで大学院に来たら、どう接したらいいだろう?あなたが、在学中に妊婦になったらどうする?パートナーと、どのように妊活を計画したらいいだろう?あなたの学生が、妊婦になったら、どう指導・アドバイスしたらいいだろう?

今回は大学院在籍時の子育てとフィールド研究の両立に焦点をあてます。院生、ポスドク、指導教員、と立場の異なる男女の参加を期待しています。

日時:2022年5月21日 夕方 17時~19時(2時間程度)

場所:zoom

どなたでも参加可能、無料、ただし申し込み必要 https://forms.gle/xxMtDE5fPR66MASz5

  
2022アフリカ学会FENICS ポスター 0412PPT最終のサムネイル

<プログラム>

  はじめに  椎野若菜/東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所

  聞き手:網中昭世/アジア経済研究所

日達真美/国際連合世界食糧計画セネガル事務所(大学院生時代に第2・3子の出産を経験)
  
山田直之/アイ・シー・ネット株式会社(抱っこ紐開発仲間)
  
星友矩 /熱帯医学研究所(子連れフィールドワーク、抱っこ紐開発提案者)

  

ディスカッション

ブレークアウトルームのトピック
・「研究室に妊婦・子持ちがいたら、どうする?」 (担当:日達真美)
・「学生で妊婦になったら、どうする?」(担当:網中昭世)
・「男性研究者の子育て」(担当:佐藤靖明)
・「研究と子育ての両立実現の工夫」(担当:大平和希子)
・「子連れフィールドワークをしたい」(担当:椎野若菜)

日達真美さんプロフィール:
第1子出産から半年後に博士課程へ進学。2年次・4年次に妊娠・出産を経験し、乳児を連れての研究室通いが始まる。初めはは赤ちゃんにおっかなびっくりだった研究室仲間はいつしか子育て&研究仲間に。研究か、子育てどちらかではなく、どちらも一緒にすれば?という研究室仲間の提案により、子連れフィールドワークの実施と同時にそのツール開発の取組みへと繋がる。研究室から贈られたベビーベッドを教室内に設置し、お昼寝中はパソコン作業、起きたらお散歩がてらフィールドへ出かける日々を過ごす。研究室仲間や家族に支えられて、子育ても研究も楽しんだ博士課程。