「女性・若手研究者がフィールドで直面するハラスメント」
第2回「フィールドで、性被害に遭ってしまったら」(「女性」限定zoom)
前回のサロンでは、留学先やフィールドで、女性が現地の人から、あるいは駐在の日本人から受けた被害について実際に話を聞かせていただきました。今回は、本来はあってはならない、しかし残念ながら生じてしまう性被害について、「もし、性被害に遭ってしまったら」という場合の知識を得るために「女性」限定のクローズドで開催します。
アメリカ人類学会では1987年と2014年にフィールドワーク中の危険に関するアンケートが行われましたが、そこでは女性調査者が現地の人よりも、教員等から性被害やセクシュアルハラスメントを受けている事実が明らかになっています(「8.人類学会の安全教授と大学ガイドラインの間で(飯嶋秀治)」『フィールドワーカーの安全対策』2019年、古今書院)。フィールドで生じる性被害は、根本的には構造的なジェンダーバイアスの問題にかかわりますが、まずは女性各々が自分の身をどう守かを考え、知識をもっていなければならないのが現実です。
今回は吉野一枝先生に、産婦人科医の立場から、まず身体とホルモンの医学、性暴力被害のケースとその背景、緊急避妊薬を巡る最近の話題をおはなしいただきます。
お話をいただいた後、先生を囲んで質問コーナーを設けます。これまで危ない経験にあった方、もしあったらと不安な方、学生を送り出すにあたって知っておきたい方等々、おいでいただければ幸いです。
お話
「女性のカラダとココロ〜性の自己決定権〜」
<要旨>こちらをクリック!
吉野一枝先生(産婦人科医・よしの女性診療所)
質問タイム
開催日: 2021 年1月29日(金)20時~21時(延長21時30分まで)
開催方法:Zoomオンラインミーティング
オンラインで顔出し、ナシは自由です。ニックネームでご参加いただけます。ただ、申し込みに関してはお名前・ご所属等をお教えください。
申込はこちらから
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeCsK-_b21u84eJHGFI8yymvXp57KMMbVwhtPmj-uENdGOXnA/viewform
参加申込締切: 1月28日(木)17時
参加条件についてご相談のある方,その他ご質問のある方は以下にご連絡ください。
お問い合わせ: fieldworkandsafety@gmail.com
共催:NPO法人FENICS(https://fenics.jpn.org/)、「女性・若手研究者とフィールドにおけるハラスメントに関する共同研究」、SAYNO!(https://sayno-ryugaku.com/)
「女性・若手研究者とフィールドにおけるハラスメントに関する共同研究」
(代表:大友瑠璃子・北海道大学、共同研究者:杉江あい・名古屋大学、堀江未央・岐阜大学、山口亮太・静岡県立大学/日本学術振興会特別研究員RPD、椎野若菜・東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)