FENICS メルマガ Vol.82 2021/5/25
1.今月のFENICS
先週末、5月23日、FENICS×アフリカ学会 zoom共催サロン :フィールドワーカーのライフイベントが開催されました。ご参加のみなさま、まことにありがとうございました。FENICS正会員の網中昭世さんによるお話、その後のブレークアウトルームでの交流、充実した時間となりました。ご感想やコメントも多くありがとうございました。まだ受け付けておりますので、お待ちしています。
(https://forms.gle/JmyWbjmQRCJjC7p77)
初めてパパ友の交流の場ができたことが何よりよかったことです。日本社会、学界としての次世代のフィールドワーカー養成を考えた場合、問題は山積ですが、女性たちのネットワークは少しずつできてきました。まだまだ少ない男性の参加をいつも、お待ちしています。
話者の網中さんは、今月から連載してくださいます。お楽しみに!
今週末は同じく、フィールドワーカーのライフイベントに関わる文化人類学会とギース(人文社会科学系学協会における男女共同参画推進連絡会)との共催シンポジウムがあります。先週の雰囲気とはまた異なったシンポジウムとなりますが、歴史学の場合についてもお話があります。ぜひ、ご都合のつく方はお申込みください。しめきりは27日となっております。
来月はFENICS総会があります。みなさまとオンラインでお目にかかれること、楽しみにしております。直接、FENICSのほうへもご意見をいただける貴重な機会と思っております。
それでは本号の目次です。
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1 今月のFENICS
2 フィールドワーカーのライフイベント<新連載①>網中昭世
3 お世話になった「フィールド」へどう還元するか<連載③>(椎野若菜)
4 フィールドワーカーのライフイベント<連載③>(本田ゆかり)
5 FENICSイベント
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2.フィールドワーカーのライフイベント:新連載
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短期滞在編:出産前、最後の(胎児同行?)調査
網中昭世(FENICS正会員/アフリカ史・国際関係/アジア経済研究所)
2012年の年末、元気な妊婦だった私は、翌2013年の3月の大学の春休みに安定期に入った頃にはモザンビークに調査に行こうと目論んでいた。同年7月下旬に出産予定だったが、当時の私は、博士号はとったものの学振PD・非常勤で、常勤職を得るために就活はあるし、産後はいつフィールドワークを再開できるのか、さっぱり見当が付かなかった。だから、出産前にできる限り、データの「貯金」を増やしておきたかった。
2012年末の研究会の後でメンバーと駅前の蕎麦屋で食事をしながら、そんな話をしたら、普段は温かく見守ってくれていた津田塾の大学院の先輩Aさんが猛反対。Aさんは妹さんの産前産後に付きっきりだった経験者、傾聴しないわけにはいかない。「行っちゃえば?」と言ってくれるだろうと期待していたBさんにもあっさり反対され、お兄さんモードのCさんもしきりに頷いている。傍らで一杯やっている原口先生がその様子を微笑みながら見ている。反対多数。唯一の賛成票を投じようとしていた自分は、目に涙が浮かんでくるのを堪えていた。
私の調査地はマラリア汚染地域だ。地元の人は一定程度、マラリア原虫に対する免疫があるが、それでも免疫が低下する妊婦がマラリアに罹ると重症化することがある。生まれも育ちも日本の自分がマラリアに罹った時の辛さは身をもって知っている。高熱が数日続くだけでも胎児への影響は深刻だが、抗マラリア薬を飲むことで、胎児へのさらなるリスクを高めることになる 。現地の親しい友人夫妻のことを思い出していた。20代の時、医学生だった彼女は妊娠中に徴兵のためマラリア汚染の深刻な地域で実地訓練をせざるを得ず、マラリアに罹り、奇形を誘発する治療薬を使わざるを得なかった。生まれてきた子に口唇裂の症状があり、少し大きくなってから南アフリカで整形外科手術を受け、今ではその痕跡はない。
私はモザンビークでの聞き取り調査は断念し、気持ちを切り替えてポルトガルの公文書館でおとなしく史料調査をすることにした。いや、乗換あり18時間のフライトでどこかへ行ってしまう妊婦は、世間一般にはおとなしいとは言わないが、ともあれ私は春先の穏やかな陽気のリスボンで、すこし目立つようになってきたお腹を撫でまわしながら、あの時、諭してくれた研究会の仲間に感謝した。
私の人差し指を握る子の手。こんなサイズ感だった。
大学では指導教員だった小倉先生に出産と非常勤の両立についてご相談した。そのときには「それは,ぜひ続けられた方がよいと思いますよ。学生にとっても、よいモデルになります。」と言っていただき、新年度も安心して非常勤を続けていた。お腹の子はぐんぐん育ち、津田の学内では出産経験のある先生方が代わる代わる「触ってもいい~?」と立ち止まっては私のお腹を撫でていった。どうやら子のいるお腹は、神社仏閣教会等々にある「撫でると縁起がいい」何かと同じらしい。その一方で、5月の学会で報告したとき、フロアの聴衆の多くは、私の報告内容よりも、明らかに私のお腹の大きさに釘付けになっていた。非常勤先では授業後に私を呼び止める「熱心な」学生に一瞬感心するも「先生、お腹の赤ちゃん動いてましたよ…。」私はそうした周囲の反応を見ては面白がっていた。
臨月となった7月上旬の検診では、お腹の子はいつ生まれてもおかしくないとのこと。出産予定日は前期の補講期間にはいる第3週だったが、早まった時のために、受講生には事前に「来週私が来なかったら、生まれたと思って」と伝えておき、院生だったEさんに最終回自習セットを託してお願いしておいた。
案の定、子は待ちきれず、早く出たいと破水した。当時、パートナーは飲食店を経営しており、電話を掛けると厨房の雑音でよく聞こえないらしい。「どちら様ですか?」と聞き返してくるので「お宅のツレが破水したので病院に向かいますってー」と大声で事務連絡。大学院の先輩Fさんが言ってた破水の感覚って、これかぁ、と思いながら用意してあった出産入院セットのバックを持ってタクシーで産院に向かい、産院のベッドで子宮口が開くのを待つ間、Eさんに電話し「そういうわけだから、宜しく」とお願いした。翌日、どうりで元気な子が生まれた。
(次回は、1歳前後の国内とモザンビーク・南アフリカ同行編です。)
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3.お世話になった「フィールド」へどう還元するか
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ケニア・小学校での水タンク設置の場合(3)
椎野若菜(FENICS理事/社会人類学/東京外国語大学AA研)
水タンクが小学校にやってきた!
タンクを設置する土台をつくる
私の友人リネットが手配した大工がやってきて、水タンクを設置する土台づくりから始まった。井戸を掘る資金の調達が難しいのなら、なんとかタンクに長持ちしてほしい。アフリカの灼熱下、どのくらい持ちこたえるか?タンクが使えなくなる理由としてよく生じるのは、水を得ようとタンクにつながった南京錠等でロックされた蛇口を壊そうとして、タンク自体にも被害が及ぶことだという。誰もが好きなだけ使えるようにするわけにもいかないのも、事実である。蛇口を守るためにどうするか。水を汲むスペースを残し蛇口を囲むように近くにカバーをつくる、タンクの周りにフェンスをつくる、などリネットと再三相談したが、結果としてタンクから引いたパイプを地中に埋め込み、独立した蛇口を設置することにした。学校には警備員がいるので、水のセキュリティについてもお願いする。
しかし、ここにくるまでに問題も起きた。大工が土台づくりを終えたところで、校長が設置場所について文句を言い出したというのである。「教員室にもっと近いところがよい。」大工が現場をみて、屋根と地面の距離、傾斜を測り決めた場所で許可をとっての施工だったにもかかわらず急に思いついたか、「校長は私だ、私が決めるのだ」と言って他の教員は何も言うことができず、新たな場所に土台づくりからやり直しとなってしまったという。学校長に大きな権力を付した小学校の教員組織は、国のあらゆる組織のひとこまに過ぎないのであろうが、長の席に座った人の裁量により教員たちをはじめ生徒全員も大変な不利益を被ることになる。昨年まで長になっていた人物は、学校におりる国からの補助金を着服していた。
校庭に水タンクが設置された
生徒たちが蛇口に集まり水をくんでいる
たとえばアフリカの国家、私のフィールドであるケニアやウガンダにしても、国庫に金がない、役職についた者による横領が日常茶飯事で届くべきところに投資が、援助が行き着かないことがしばしばだ。地域の人々が自助で敷いた道路でも、明示しておかなければ役人が自らの手柄にしかねない。いわゆる「途上国」への援助にかんしては、今回のように規模の大変小さいレベルでさえも、権力や妬みといった人間関係のコンフリクトなどが絡みたやすくないことを知る。他方、新しい小学校開設、井戸設置、道路、病院建設等々の大型設備やインフラに関する援助にかんしいつも疑問に思うのは、どうしてその場所を選び、実践へとつながっていったのか、ということだ。有力な政治家がでれば、その地域が潤う、といったあからさまな理由や決定過程が王道である。日本による援助は、さてどうなっているのだろうか?小学校を建てる、トイレを建設する、井戸を設置する、どれも大事なことである。だが、なぜその「場所」になったのか。
土地勘があり当該地にあらゆる関係のネットワークをもつフィールド研究者らが、JICAや国際NGO等と活動や人のネットワークを互いにつなぎあえる仕組みがあれば、維持しやすい小さなプロジェクトももっと生まれるのでは、とあらためて思う。
フィールドワークという研究の手法で、それを実施した当人は苦労しながらも、他に代えがたい経験と知識を得る。同時にそれは、現地の人々をさまざまな形で巻き込む。フィールドワーク自体がグローバルな格差を背景にした行為なのである。同一のフィールドへのかかわりは分野によって異なるが、関わりが深いほど、どう恩返しをしたらいいのか、「社会還元」したらいいかと考える人も多いだろう。私自身も今回は、フィールドにおけるさまざまなしがらみを考えながら、このコロナ禍、公的な小学校という場に水タンクを設置という発想にいたった。このアイディアは長年の付き合いのある信頼する友人を通じ、現地で実現され、またインターネットの恩恵に預かり達成できたことと思っている。
何よりも、このプロジェクトのアイディアに賛同し寄付をくださった皆様のおかげである。私の博論の副査をしてくださった渡邊欣雄先生は、このプロジェクトについて私がFBに投稿したのちすぐ、メールを送ってきてくださり、一番高額なご寄付をくださった。そして私がアフリカに行き始めたころから応援してくださっている方がた、FENICSをたちあげてから活動に賛同してくださっている方がた、私のこれまでの――1995年からのアフリカ・フィールド人生を感じさせるものでもあった。私はこれまで開発援助とはまったくかかわらず、個人的にフィールドの家族の学費援助をしてきた一人のフィールドワーカーである。もしこのFENICSの輪のなかにご自身も何かフィールドのためにしたい、と思ってらっしゃる方がいらしたら、その方法についても議論しながら小さなプロジェクトの実現へ、共にやっていければと思う。
この水タンク設置のファンディングを呼びかけ、寄付もくださった方のなかに「寄付を集める以上に今後の見守りが大変だと思いますが、頑張って下さい。応援しています!」という声をいただいた。次回は、リネットからの報告もお伝えしたい。
(つづく)
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2.フィールドワーカーのライフイベント
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海外日本人社会というフィールド ―駐在員の妻として、女性研究者として―②
本田ゆかり(東京外国語大学大学院総合国際学研究院 特別研究員)
海外の日本人社会ではよく集会や交流イベントが催される。これらの運営のため特に駐在員妻/夫にはさまざまな役割が回ってくるが、個々の事情や都合に関わらずボランティアワークが割り振られ、日本で過ごしている時以上に女性の立場の低さを感じる場面が少なくない。
例えば、幼児を抱え論文等原稿の締め切りが迫る忙しい時に、「かき氷祭り」のために数十人分のシロップ数種類をほぼ一人で砂糖から手作りさせられたこともある。このような役目は駐在員として働く側の人には回ってこない。また、土曜日の日本人補習校へ子どもを連れて行くのは母親の役目と決まっているかのようであったが、私が夫に任せたところ、それをよく思わない人もいたようだ。
かき氷を食べる子ども。皆さんに「おいしい」と言ってもらえてひと安心でした。
某国の日本人会には当時「女性部」という下部組織があった。駐在員に随伴する配偶者を中心とした組織なのだが、女性が男性を帯同するパターンはないかのような名称からも現代の感覚とは合わない組織だと私は思っていた。女性部は、例えば「○○専門家の話を聞く」「メロンパンの焼き方講習会」のような催しを企画し、交流の場を提供していたが、どれも参加しなければ生活上困るという内容ではなく、男性が参加しても差し支えなかった。また、これらは日本人会のイベントや有志の集まりで行ってもよく、わざわざ女性部という団体にすることで他の人が参加しにくい状況や、雑務を作り出しているように見えた。
当時、女性部はなくてもよいと考えている人が多数であったと思う。部長はこうした状況に鑑み女性部を廃止しようとしたが反対派もいた。部長は若手だが夫が職場でランク上、反対したのはシニアで滞在歴が長く現地事情に詳しい重鎮的存在だった。重鎮の夫人は普段から他の駐在員妻たちの行動をよく観察しており、陰に表にお叱りや介入が度々あったので、私などは大変恐れていた。廃止を巡る争いは拮抗した末、最後は日本人会総会で廃止が決定した。総会では重鎮夫人が激しく反論したので、事の経緯を知らない参加者にも驚かれたようだ。その後、夫人は諦めることなく有志で女性部の後継団体を作ったのだが、なぜそこまで拘ったのだろうか。日本人社会のためによかれと思う気持ちもあったに違いない。しかし、親睦を深めるための交流や趣味的な情報共有は個人的に行えばよく、ニーズがなければ組織や団体にする必要はないはずだ。
駐在員の配偶者で専業主婦/夫として暮らすことは(随伴家族の現地での就労は禁じられている場合が多い)、優雅なようでいて精神的に厳しい面もある。自分の仕事やキャリアがあっても、海外駐在に随伴すると働き手である夫/妻を「支える」こと以外のお役目を与えられない依存的な存在となる。キャリア志向が強い人ならばそもそも随伴しないのだろうが、例えば私のようにそれほど強くなくても駐妻生活を送っていると軽いアイデンティティ危機のような心境に陥る。気の合う人と話をしたり駐在員妻生活をテーマとしたネット記事を見たりしても、そのような経験をしているのが私だけではないことがわかる。
ある友人は「自分の影が日に日に薄くなるような気がした」と表現したが、その通りだと思った。大使夫人のような役割であれば事情が異なるかもしれないが、一般の駐在員妻には公的な役割というものが明示的にはない。イベント等で頼まれる仕事はボランティアで経済的価値がなく、どこへ行っても「○○さんの奥さん/夫人」であり、張り合いがないと感じることもしばしばである。また、稼ぎ頭である夫に依存して生きているので家庭内でも遠慮があり、横柄な言動を受け入れる場合もあるようだ。
日本村の小さな社会で各ご家庭のいろいろが至近距離から見えてしまうのだが、私の知る限り海外日本村におけるジェンダーの平等は、日本国内のそれよりもずっと遅れている。専業主婦/夫として家庭を支える役割に徹することに誇りを持ち満足している人も、もちろんいるだろう。しかし、そうでない人も決して少なくなく、満たされない思いを抱えていたり、生きづらさを感じていたりすることは問題だと思う。一見優雅な駐在員妻生活の闇は、ジェンダー不平等にその根源があるのではないだろうか。
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4.FENICSイベント
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今週末の5月29日(土)には、ライフイベントに関するFENICS共催シンポジウムがあります。
6月は、年に一度のFENICS総会と、FENICSサロンの共催があります。
7月には南スーダンに関する共催サロンがあります。
下記、詳細をご覧ください!
(1)FENICS総会 6月27日 10:00~
昨年度の事業報告、会計報告、今年度の事業予定についてご審議いただきます。
正会員の交流タイムもできればと思っております。詳細はおって、お伝えいたします。
(2)FENICS×ASC(東京外国語大学現代アフリカ地域研究センター)共催サロン
2021年7月16日(金)19:00~20:30 (最長21:00)
村橋勲さん(文化人類学・FENICS賛助会員・東京外国語大学)が博士論文をもとに『南スーダンの独立・内戦・難民-
村橋さんはFENICSシリーズ『マスメディアとフィールドワーカー』に執筆、EC(エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ)のイベントでもご活躍いただいています。
2021年7月16日(金)19:00~20:30 (長くて21:00)
開催方法:ZOOM
村橋勲さん 本について50分お話
コメント 久保忠行さん(大妻女子大) 10~15分
コメント 村尾るみこさん(地球研) 10~15分
デスカッション
詳細が決まりましたら、あらためてお知らせいたします。
(3)リマンド <お申込みは今週5月27日(木)まで>
「人類学者の心地よいライフ・ワーク・バランスを考える:日本文化人類学会の現状を知ることから」
FENICS×日本文化人類学会×ギース共催
日時:2021年5月29日(土)13:00-14:30
共催:GEAHSS、NPO法人 FENICS
参加方法:シンポジウムはZoomを利用して開催します。参加申し込みの方法は以下の通りです。
(1) 日本文化人類学会第55回研究大会への参加登録者は、あらためて参加申し込みをする必要はありません。開催日前にメールでZoomのURLとパスワードを送付します。
(2) 研究大会参加登録者以外は、以下のリンクから参加申し込みを行ってください。締め切りは5月27日(木)17:00(JST)とします。ご登録いただいたメールアドレスに、開催の前日にZoomのURLとパスワードを送付します。
<プログラム> 司会・中谷文美
趣旨説明:中谷文美(岡山大学)
会長挨拶:窪田幸子(芦屋大学)
「男女共同参画・ダイバーシティ推進委員会」立ち上げの経緯
Part I 日本文化人類学会の現状
「文化人類学会の男女共同参画の歴史・現状――ジェンダー比をみることから」
「子育てとフィールドワークの両立という観点から、子育てフィールドワーカーが直面する困難」
椎野若菜(東京外国語大学)
「女性研究者が生き残るために必要な資源とは」
嶺崎寛子(成蹊大学)
「地方国立大で育休を取る――高知大学人文社会科学部の事例」
岩佐光広(高知大学)
Part II 人文系学会における日本文化人類学会の位置―ギースの紹介と他学会のとりくみ
「歴史学の場合」
井野瀬久美惠(甲南大学)
参加者で意見交換
学会としてサポートできるポイントは何か
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以上です。お楽しみいただけましたか?
みなさまからの情報、企画、お待ちしています。
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メルマガ担当 椎野(編集長)・澤柿
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