FENICS メルマガ Vol.106 2023/5/25
1.今月のFENICS
寒暖の激しい、体調管理が難しい日々が続きます。GWはいかがお過ごしでしたでしょうか。その後、研究者の方々は5月は学会も多かったことと思います。対面に切り替わっていくなかで、まさにwithコロナの日常になってきた感があります。
さて、FENICSも久しぶりの対面イベントを行います。ふるってご参加ください。
また、正会員のみなさまには、総会のお知らせがあります。あらためてご案内もお送りしますが、これはオンラインで開催、日程変更があります。
こんなイベントがあれば・・・自分ではなかなか企画できない、といった希望を、募集します。正会員のみなさまには、積極的な提案を歓迎いたします!
さて、本号の目次です。
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1 今月のFENICS
2 子連れフィールドワーク(2)(杉江あい)
3 子連れフィールドワーク(3)(椎野若菜)
4 FENICSからのお知らせ
5 FENICS会員の活躍(小西公大)
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2. 子連れフィールドワーク(連載②)(杉江あい)
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子連れフィールドワーク@陸前高田
杉江あい(FENICS理事 人文地理学/京都大学文学研究科)
フィールドワークのために岩手県陸前高田(以下,高田)に行ったのは,2018年からこれまで全部で7回。前回は,2018年6月に,サウディアラビアから1歳半(精確には1歳9か月)の娘を連れて高田に向かうところまでをお届けした。今回は,1回目と2回目の研究合宿の様子をお届けする。
震災前,陸前高田(以下,高田)にはJR線が通っていたが津波で流されてしまい,再建されないままになっている。公共交通機関で行くには,東北新幹線で一ノ関まで行き,そこから大船渡線で気仙沼駅まで行ってからBRT(バス)に乗る必要がある。午前7時56分東京発,お昼の12時19分,ようやく高田に着いた。2012年3月に訪れたときのような「瓦礫」は姿を消し,前例のない大規模な市街地のかさ上げが進行中だった(写真1)。高さ12mの防潮堤は一部を除いて完成し,かさ上げ工事が終わっている市街地の中心には商業施設「アバッセたかた」と「まちなかテラス」が建っていた。
第1回目の合宿は科研の代表の先生が宿もアポイントメントも取ってくださっており,2018年6月22日,23日の午前と午後に市役所や地元の方々のところを回ってインタビューをおこなった。私たち家族のほかには,代表の先生を含め7人が参加。娘同伴で団体行動に支障が出ないか不安だったが,この科研のキーワードの1つがジェンダーということで,フェミニスト研究者や育児をされている先生方が多く,あれやこれやと気を遣ってくださった。なかでもO先生は,私が知らないうちに娘がお店の子ども用の椅子にクレヨンで落書きしてしまったのを,一生懸命消してくださっていた…。宿も男女別の大部屋だったが,私たち家族だけ別室を用意してくださるという配慮もあった。もちろんインタビュー中は夫が娘を見てくれていたが,何とか2日間のフィールドワークを無事終えられたのは,共同研究者の方々の配慮があったからこそである。
暖かい気遣いをしてくれたのは,共同研究者だけではなかった。調査協力者の1人であるWさんは(この科研では高田に住む何人かのキーパーソンに調査協力者になっていただけるよう,同意をとっていた),私たちがBRTと大船渡線を乗り継いで一ノ関まで行くことを知ると,ちょうどその日,Wさんも車で一ノ関まで行き,新幹線で仙台まで行くので,同乗させてくれるという。東京でシンポジウム発表が控えていた私には,移動時間の短縮は大変ありがたかった。Wさんとは車と新幹線の中で,Wさんには娘と同じ年頃のお孫さんがいることなど,さまざまな話をした。これがきっかけで,Wさんは私たちにとって「調査協力者」を越えて「高田の母」となった。
帰省先では実家に帰るのが当然のように,Wさんに会わないと何だか高田に来た気分にならない。私たちが再訪するたびに,Wさんは娘(たち)が退屈しないよう,絵本などをプレゼントしてくれる。娘(たち)はWさんのことを友達のように「Wちゃん」と呼ぶ。家族といっしょにフィールドワークをすると,1人のときとは異なる関係性を築くことができるという話はよく聞くが,確かに,私1人でフィールドワークをしていたら,Wさんと今のような関係にはならなかったかもしれない。
帰省先では実家に帰るのが当然のように,Wさんに会わないと何だか高田に来た気分にならない。私たちが再訪するたびに,Wさんは娘(たち)が退屈しないよう,絵本などをプレゼントしてくれる。娘(たち)はWさんのことを友達のように「Wちゃん」と呼ぶ。家族といっしょにフィールドワークをすると,1人のときとは異なる関係性を築くことができるという話はよく聞くが,確かに,私1人でフィールドワークをしていたら,Wさんと今のような関係にはならなかったかもしれない。
この第1回目の研究合宿は,6月22~24日というスケジュールで計画されていたが,前回触れたように,24日は東京外大で開かれるシンポジウムで発表することになっていたので,後ろ髪を引かれる思いで一足先に高田を離れた。とにかくまた来たいという気持ちが強く残った。
この願いは3か月もしないうちに叶った。第2回研究合宿が9月15~17日に行われることになったのである。第1回目の合宿のときの失敗を踏まえて,今回は東北新幹線の指定席を事前に予約しようとした。が,またもや考えが甘かった。9月11日にオンライン予約サービスで指定席を取ろうとしたら,集合時間の12時半までに間に合う便の指定席は,もはや満席。15~17日は土,日,祝日(敬老の日)の三連休だったのである。ただ,仙台~盛岡間に停車駅がある「はやぶさ」だけは,指定車満席の場合は「自由席特急券」を買えば指定席車両の空席に座れるという。首の皮一枚つながって,何とか集合時間に間に合う切符を買うことができた。が,これが2回目の東北新幹線での「失敗」のもとになった…。
今回は名古屋の自宅発だったが,合宿の前日は別の共同研究の書類を提出したり,片道2時間かかる非常勤先の授業があったりで,ほぼ徹夜で高田に向かった。東京駅から「はやぶさ」に乗ると満席で,立っている人も少なくなかった。仙台だったかどこの駅だったか,ポツポツと空席ができたので夫と私はバラバラの席へ。このときに,お互いどこに座ったのかを確認しておけばよかったのだが,席に座ったが最後,娘を抱っこしたまま爆睡してしまった。気が付くと,夫が焦った様子で私を起こしていた。何かと思えば,大船渡線に乗り換える一ノ関をすでに通り過ぎてしまっていたのである…。夫は,一ノ関に着きそうになってから必死に私を探したそうだ。だが,私がいる前方の列車ではなく,後ろの方に探しに行ってしまったとのこと…。寝ちゃいけなかった。いや,合宿の日程はこの一カ月以上前に決まっていたのだから,もっと早く指定席を予約すればよかった。
いろいろ後悔しても,もう次の水沢江刺駅で一度降りるしかない。一ノ関に戻って前回のように大船渡線とBRTで行くのでは,集合時間の12時半,昼食後のインタビューに間に合わない。そこで,とりあえず新幹線で一ノ関まで戻り(この運賃は支払ったのか,乗り過ごしということで見逃してくれたのか,まったく覚えがない),そこからレンタカーを借りて高田まで行くことにした。私はペーパードライバーなので,運転は夫にお任せ。方向音痴な私とは対照的に,Wさんに送ってもらった道をよく覚えていた夫は,間違えずに高田まで走っていった。私1人だったら大船渡線,BRTを乗り継いで行くしかなく,インタビューまでに到着できなかっただろう。それどころか,終点まで気づかずに眠っていたかもしれない。
いろいろ後悔しても,もう次の水沢江刺駅で一度降りるしかない。一ノ関に戻って前回のように大船渡線とBRTで行くのでは,集合時間の12時半,昼食後のインタビューに間に合わない。そこで,とりあえず新幹線で一ノ関まで戻り(この運賃は支払ったのか,乗り過ごしということで見逃してくれたのか,まったく覚えがない),そこからレンタカーを借りて高田まで行くことにした。私はペーパードライバーなので,運転は夫にお任せ。方向音痴な私とは対照的に,Wさんに送ってもらった道をよく覚えていた夫は,間違えずに高田まで走っていった。私1人だったら大船渡線,BRTを乗り継いで行くしかなく,インタビューまでに到着できなかっただろう。それどころか,終点まで気づかずに眠っていたかもしれない。
またもや新幹線で「失敗」してしまったが,結果的にはレンタカーを借りてよかった(と今回も自分を納得させた)。1回目の合宿の時は,代表の先生と調査協力者の方が運転する車2台に分乗する形で移動していたが,私たちだけで自由に使える車があれば,さっとコンビニに必要なものを買いに行くこともでき,何かと便利だったのである。これ以降の調査では,路面凍結が心配な時期でなければ,一ノ関からレンタカーを借りていくようになった。
こうして,何とか2回目の合宿もスケジュール通りに動くことができた(このときも,代表の先生がすべてアレンジしてくださっていた)。ただ,合宿最終日の9月17日は夫が出勤日だったため,16日の昼過ぎに私を残して一足先に娘と帰ることにした。娘と離れて夜眠るのは産院以来。今回,これが可能になったのは,2歳になる直前に断乳したからであった(娘の誕生日は9月4日)。娘は直母(直接授乳)への執着が強く,上記のシンポジウムでは授乳しながら質疑応答する羽目になるくらいだったが,イスラームのルール上,2歳以上の子どもには授乳しないことになっている。そのため,母にサポートしてもらいながら何とか断乳したのである。とはいえ,子どもと離れてフィールドワークをしたのはこれっきりで,3回目以降も家族揃ってのフィールドワークは続いている。次号では,3回目の妊娠中子連れフィールドワークをお届けする。(つづく)
(つづく)
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3. 子連れフィールドワーク(連載③)(椎野若菜)
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小学4年、10歳とケニア調査へ行く
椎野若菜(社会人類学/東京外国語大学AA研)
私が初めてのアフリカ、ケニアを訪れたのが1995年2月であるから、もう28年も経っている。長男のJが2012年に生まれてしばらく行けなかった村落に、そろそろ行こうかと思い気や第二子が2018年に生まれたので、ナイロビからは400キロあまりある村落には大変ご無沙汰になっていた。今回は、久しぶりであること、そして何より初めて息子とともに村を訪れることに、私はかなり興奮していた。
ケニアを知ってもらうために・・と考えると、フィールドに着くまで大地溝帯、クレータ、植民地時代に開墾された紅茶畑。これは見せねばならない。ナイロビを出たとたんに変わる風景に、ヤギ・羊、牛、いちいち写真を撮ろうとするJ。広大な地球の割れ目、大地溝帯とクレータの規模の大きさも体感する。
紅茶畑は車で時速80キロほどで走らせても、延々と1時間は両サイドに若草色のお茶畑の丘が続く・・どこまで理解してくれるか分からないが、イギリス人がやってきてこの地を’ホワイト・ハイランド’と名付け、アフリカ人に強要し労働をさせて開拓し、イギリス本国におくる茶畑をつくった歴史を話す。植民地時代から使われていた建物がそのままホテルになっていたケリチョウというカレンジンの人たちの町にある’Tea Hotel’にも寄りたかったが、コロナ禍の2020年12月に閉まってしまっていた。
紅茶畑は車で時速80キロほどで走らせても、延々と1時間は両サイドに若草色のお茶畑の丘が続く・・どこまで理解してくれるか分からないが、イギリス人がやってきてこの地を’ホワイト・ハイランド’と名付け、アフリカ人に強要し労働をさせて開拓し、イギリス本国におくる茶畑をつくった歴史を話す。植民地時代から使われていた建物がそのままホテルになっていたケリチョウというカレンジンの人たちの町にある’Tea Hotel’にも寄りたかったが、コロナ禍の2020年12月に閉まってしまっていた。
グシイ人の町、キシイには高いビルディングが建ち、しかもそれがキシイ大学だった。忙しい街をとおりぬけ、ルオ人居住地のルオランドに入った。30年近くたっても、道路から村に入る道ははっきり覚えている。
’Yawa! Wakana! Yawa!’ 村人が驚いてついてくる、次々と人が集まってきた。Jはルオ語とスワヒリの世界でついていけない。
私がかつて暮らした一夫多妻のコンパウンドに入ると、当時は幼子だった男児が、立派な若者になっている。この村には、私が滞在していた際、私の姓名を名付けられた子どもが幾人かいた。「Shiinoって名前を付けた子も、大きくなったよ。あっちの家の、Wakanaももう、Form1(セカンダリ―スクール)になったよ。あの頃は、こうやって抱いてたよ、小さかった」「あの長老AもBも亡くなったな。覚えてる?」と村人の思いつくままの近況を聞く。やがて第一夫人が私が撮った古い写真を奥から出してきて、またもや大騒ぎになった。
子どもたちは、自分たちの親が子どもの頃の、さまざまなポーズの写真をみて大受け!村人が新たに訪ねてくるたびに、Jはみなにじろじろ見られる、触られ、笑われる。村の人は嬉しくて笑うのだが、彼は言葉も分からず、少々不本意だったようだ。Jの顔をみて、もしかして、と私の夫がアフリカ人であると知ると、村人たちは大喜びした。
子どもたちは、自分たちの親が子どもの頃の、さまざまなポーズの写真をみて大受け!村人が新たに訪ねてくるたびに、Jはみなにじろじろ見られる、触られ、笑われる。村の人は嬉しくて笑うのだが、彼は言葉も分からず、少々不本意だったようだ。Jの顔をみて、もしかして、と私の夫がアフリカ人であると知ると、村人たちは大喜びした。
調査の手伝いしてしてくれていた青年もやってきた。
「最近、ダラ(ルオ人にとっての‘ホーム’)を作ったんだ。絶対うちに来ないとだめだ。」成人男性がマイホームを建てるのは、一人前になった証拠である。彼の家を訪ねる。私が村に暮らしていた2000年代は娘が続けて生まれて、気にしない、と言うので、父系社会の若者の意識も変わってきたか、と思ったのでよく覚えている。だが、ちょうど三日前に8人目の男児をもうけたばかりだということで、20年経って、本音はあきらめていなかったことを改めて確認する。家のなかには、小さなTVがあり、屋根の上には小さなソーラーパネルがついている。「みなうまくいっているよ。またショートメッセージしよう。スマホはないからね」と言われた。
目的地に向かうため、急いで村を出るが、われわれの車も追ってくる人人。またくるよ、と言ったら「いつ?いつなの?!?何月?」
また、改めてここにも来ようと思った。
(つづく)
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3. FENICSからお知らせ
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(1) FENICS総会 6月23日(金) 21:00~22:00 オンライン(zoom)
正会員のみなさま、年に一度の総会はイベントとは別日、オンラインにて開催することにしました。
FENICSは年会費を納めてくださる正会員のみなさまのおかげで成り立っております。
忌憚なきご意見、近況、やってみたい、行ってみたいイベントの希望や企画案など、お聞かせください。
これを機に、正会員になってFENICSを応援、積極的に活動いただける方は、ご連絡をお待ちしています。
https://fenics.jpn.org/about_us/membership-join/
FENICSは年会費を納めてくださる正会員のみなさまのおかげで成り立っております。
忌憚なきご意見、近況、やってみたい、行ってみたいイベントの希望や企画案など、お聞かせください。
これを機に、正会員になってFENICSを応援、積極的に活動いただける方は、ご連絡をお待ちしています。
https://fenics.jpn.org/about_us/membership-join/
(2) FENICSイベント 6月17日(土)14:30-16:30@東京・代々木上原
FENICSは、世界各地でフィールドワークをともなうさまざまな分野で活躍されている研究者、活動家、フィールドワークに関心をもっておられる方々をつなぐ場をつくりたい、そこから新たなものを生み出したい、と考えています。
今年度から、新シリーズ FENICS 連続トーク「フィールドワークと生き方・働き方」を始めます。
フィールドワークが必須である人類学を学んだ経験のある方々に、「フィールドワークのつづき」を語っていただきます。
■日時 2023年6月17日(土)14:30-16:30
■実施方式:リアルイベント
*当日、ゲストのおふたりのお店から軽食とワンドリンクがふるまわれます。
■会場:おいしい未来研究所キッチンラボ
住所:代々木上原駅徒歩30秒 GOOD EAT VILLAGE 地下1階
会費はドリンクと軽食つきで 一般 2500円、正会員・学生:2000円 (当日の現金払い)
■ご連絡:fenicsevent@gmail.com
■主催:NPO法人 FENICS
■プログラム
14:15 開場
14:30〜 オープニング
(FENICS 椎野若菜・丹羽朋子)
14:45〜 小野邦彦さん (坂ノ途中・代表)のお話
15:15〜 大橋磨州さん(魚草・店長)のお話
15:45〜 クロストーク
(小野邦彦 × 大橋磨州 × 佐藤靖明 × 津田啓仁)
16:30 閉会
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4. FENICS会員の活躍
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(1) 変人類学研究所の取り組み by 小西公大さん
FENICSともコラボでイベントなどを行なってきた、理事の小西公大(東京学芸大学・社会人類学)が運営する変人類学研究所(東京学芸大こども未来研究所内の組織)。
この度、株式会社山陰Panasonicと松下政経塾との共同研究&開発で、変人材の育成に取り組む「変人類学プロジェクト」を始動する運びとなりました。
この三者は複雑な縁で関係を構築しながら、VUCAと呼ばれる不透明な時代における「変であること」「変化を楽しむこと」の重要性を共有し、互いに異質であるからこそ生まれる新たな学びを創出するプラットフォームを、企業内に設けるべく動き出しました。
「異質性」を楽しみ、他者とのズレを謳歌し、自他の境界を揺るがせながら新たな価値を創造していく。まさにこのような人類学的な営為を、どのようにプログラム化することができるかという、ビジネス界においては少し「変」な試みです。キーワードは「変さ値」の向上。
ご興味のある方は、ぜひお声掛けください。
(2) Fieldnetラウンジ
FENICSの前身、Fieldnetにて、下記の募集をしています。
若手研究者のために応募機会をつくったのは、私たちです。ぜひご活用ください。
アドバイスなどが必要な方、ご連絡ください。
東京外国語大学AA研では、海外で調査・研究をされる方を対象として、研究情報交換ネットワークFieldnetを運営しております。(https://fieldnet-aa.jp/)
文系・理系を問わずさまざまな分野の研究者600名以上が登録しています。
Fieldnetでは、「フィールドネット・ラウンジ」と称して、次世代の研究者が組織するシンポジウムやワークショップ等の企画を、毎年、公募により開催しています。次世代の研究者が研究者間ネットワークを広げる一助となることを目的としています。ふるってご応募ください。
※一部未確定の部分がある企画でも、実施に向けてAA研所員から助言を受けられる場合があります。
※申請書は英語でも作成できます。
【応募資格】
博士課程後期の大学院生、各種研究員、助教など次世代の研究者で、Fieldnetのメンバー(登録者)の方は、どなたでも企画責任者となって応募することができます。
Fieldnetに未登録の方は、事前に登録を済ませてからご応募ください。
【公募内容】
シンポジウムやワークショップ等の企画
2件程度(採択された企画には、1件あたり30万円を上限に開催経費を助成します)
文理の学問分野を問わずフィールドワークに関連するシンポジウムやワークショップ等の企画を公募します。若手研究者が主体となって企画したものに限りますが、登壇者が全員若手である必要はありません。日本国内外で行ったフィールドワークにより得られた知見や、フィールドワークの手法に関する企画を歓迎します。特に、学際的な企画を期待します。
【応募締切】
2023年7月24日(月)必着
【結果通知】
2023年8月上旬を予定
※詳細は企画公募要項(PDF)をご覧ください。
https://fieldnet-aa.jp/.assets/2023_fieldnet_lounge.pdf
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以上です。お楽しみいただけましたか?
みなさまからの情報、企画、お待ちしています。
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メルマガ担当 椎野(編集長)・澤柿
FENICSウェブサイト:http://www.fenics.jpn.org/
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- 椎野若菜, 杉江あい, 子連れフィールドワーク