FENICS メルマガ Vol.85 2021/8/25 
 
 Web版  https://fenics.jpn.org/mailmagazine/vol-85-2021-8-25/
 
1.今月のFENICS
  想像以上に、コロナのデルタ株が猛威を振るっています。子どもたちへの感染がよくみられ、対処に頭が痛いです。すでに保育園が閉まっている話もまわりで聞くようになりました。幼児が家にいれば、何も仕事が進まないのは事実。「通常の」速度で仕事がさばけない状況への理解を、改めてひろめたいものです。
  
晴れてフィールドに行けるのはいつになるやら、コロナ禍の博士課程の学生のフィールドワークのありかたについては、より議論が必要になってきました。
各分野の取り組み、お教えいただければ幸いです。
 
 下記のお知らせと会員の活躍、に詳しくありますが、FENICSと協力し活動しているHiF(Harassment in Fieldwork)のウェブサイトが公開されました。小室萌佳さんによるイラストがイメージのベースとなっています。イベントの記録も詳細にありますのでご活用ください。
女性の身体とフィールドワークについては、必須の情報が満載です。また、1月のサロンに参加しそびれた方は、10月20日のサロン、スケジュールにお入れください。安全対策についての活動は、オンラインになりますと参加しやすくなります。
ぜひ情報の共有をお願いします。明日27日には、海外での(とりわけドイツ)に暮らす邦人女性とともに考える性暴力・家庭内暴力に関する実践的なイベントがあります。
 
 また今月初めに発刊した『現場で育む フィールドワーク教育(FENICS 100万人のフィールドワーカー4) 』執筆者のおひとり、正会員の吉崎亜由美さんが本の紹介イベントに登壇なさいます。
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 それでは本号の目次です。
 
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1 今月のFENICS
2 フィールドワーカーのライフイベント④<連載>(網中昭世)
3 フィールドワーカーのライフイベント⑤<連載>(本田ゆかり)
4 FENICSからのお知らせ
5 FENICS正会員の活躍(吉崎亜由美)
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2.フィールドワーカーのライフイベント:連載④
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長期滞在偏: 調査よりも難しい最大の課題
 
網中昭世(FENICS正会員・モザンビーク社会経済、国際関係・アジア経済研究所)
 
現在の所属先では、調査出張費の財源を問わず、数日から数週間の出張に家族を同伴することは認められていない。私の場合、子が2歳半~5歳の期間、年間1、2回の2週間~3週間のアフリカ出張は、私の実家の両親のもとに預け、実家最寄りの融通が利いた小規模な保育施設の短期利用を組み合わせた。実家周辺とはいえ実家を出てからはや十数年、私の知らぬ育児情報を提供してくれたのは義理の姉であった。高齢の両親と2世帯同居の義姉にはいくら感謝してもしきれない。
  
他方、テニュアを取得すると可能になる2年間の在外研究は同伴家族にかかる費用を職場が負担してくれる。大学所属でのサバティカルとは大きく異なる条件だろう。最初の3年のテニュア・トラックの終わりが見え始めた頃、テニュアを得ると同時に2年間の在外研究が可能となる海外派遣という制度に応募しておいた。
 
 
3日で退学の子
  
そして2018年5月上旬から調査地モザンビークでの長期滞在が始まる「予定」であった。そう、予定は未定。数か月前の出張時に下見して子(当時5歳)の入学する小学校の幼稚部も、入居予定の物件も決めてきたというのに、直近で改定された赴任先の移民法の運用を現地移民局の職員も不案内という状況の中で、査証の取得に躓いて出発は1ヵ月半遅れた。
 

馴染んだ学校の初等部はこのサイズ感で複数学年混合の授業もあり。



6月末、やっと調査地に腰を落ち着け、事前に決めてあった学校に子を送り込んだ。一定規模のインターナショナル・スクールは入学が順番待ち状態で、私が選んだ学校はトルコ系資本の新設校で、授業は英語で行われる。長期滞在の外国人も多少はいるが、現地の新興中間層の子が多い学校だった。親の目の届かないところで長い時間を過ごすことを念頭に、私が判断の基準にしていたのは、衛生環境と教員の質だった。
しかし、通学3日目、子が涙をこぼしたという。これまで私の出張不在期間、最長3週間でも私の両親のもとで泣くことがなかった子が泣くとは、よっぽどだ。帰宅後に理由を聞くと、やること全部が決まっていて自由じゃないのだと。私の選択が誤っていた。子には感性豊かに自由に育ってほしかった。それに照らせば、私が臆病になって安全面や管理状況を過度に重視した選択は誤りだった。
  
翌日、学校の事務に退学する意思を伝えると学校長と面談することになった。学校長はケンブリッジ式カリキュラムの実績をアピールするのだが丁重にお断りして退学手続きをし、即刻、次の学校探しが始まった。まず、子が心から楽しめる場が見つからないことには、私は自分の仕事に取り掛かれない。必死に探すこと数日、奇跡的に、自宅と同じ通りに1校目とは対極的なモンテッソーリ教育をベースとする小規模校を見つけた。すぐさま連絡すると、学校はすでに7月から5週間の休暇に入っていたが経営者兼学校長が見学に応じてくれた。
  
学校長はインド系モザンビーク人男性と結婚したオーストラリア人女性で、モザンビークに住むことになったとき、自分たちの子を預けたい学校がなかったことから、この学校を作ったのだという。彼女は7歳の娘と4歳の息子の母でもあり、「異郷の地」で同じ年ごろの子を持つ、働く母親の苦労を言わずとも理解してくれるところがあった。8月の休暇明けに開放的な校舎の内外で異年齢の生徒が入り交じり、裸足で元気に活動する様子を祈るような気持ちで見学し、その後、子は通学を始めた。
 
どこにも行かない父さん
 
子の通学の送迎をツレと分担し、僅かながらツレの任務もできた。同伴する配偶者の任務を捻りだすことも重要だ。子の日々のペースができてきたら、次の課題はツレなのである。
  私の現地の10年来の男友達らが、ツレをビーチバレーやらカイトサーフィンやら、と誘ってくれたにもかかわらず、やらない。スポーツが苦手なわけではない。万が一、怪我をして私の負担が増えては困るだろうという有難い理由による…。かといって、2年弱の滞在のために、帰国後使い道のないポルトガル語を習う気はないと、もっともなご意見。日本を出るときに仕事は辞め、元来理系の彼は有り余る時間で将来の自宅の設計図に基づき、いつのまにか習得したCADを使って3Dにしては首を傾げている。それを見やる私は、アフリカ滞在楽しもうや…と深くうな垂れていた。
 
(次回は最終回。)
 
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3.フィールドワーカーのライフイベント⑤
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海外日本人社会というフィールド ―駐在員の妻として、女性研究者として―

      本田ゆかり(東京外国語大学大学院総合国際学研究院 特別研究員)
 
 今回は、日本人の駐妻とお家で雇う使用人さんのエピソードについてとりあげたい。人件費の安い国に駐在すると、使用人を雇う駐在員家庭が多い。使用人さんを雇えば生活の助けになってもらえるが、どの国でもトラブルが多発するようである。
 例えば、雇っている使用人に借金を頼まれる話はよく聞く。私自身もガーナとパキスタンで経験した。理由は大抵皆同じで、子供の進学、冠婚葬祭、病気等でまとまったお金が必要になったからである。貧しいからと言って誰もが頼みにくるわけではない。借金をするタイプの人と、そうでないタイプの人がいる。また、返す人と返さない人がいる。
  

使用人さんのランチに加わる息子。とてもかわいがってもらいました。

使用人さんのランチ。覗きに行くといつも分けてくれました。辛くておいしかったです。


ガーナのメイドは返してくれたが、パキスタンのドライバーは返済しきれず、いよいよ異動で引っ越しというタイミングにもなお返せるはずのない借金の無心をした。奥さんがステージ3の乳癌とのことで、いろいろな診断書を見せ涙ながらに懇願されお金を渡していたが、引っ越し間際は親戚が亡くなったからという理由で頼まれた。私たちのパキスタン滞在の終わりごろには、ドライバーの借金の申し入れがあまりに頻繁で激しいので恐怖を感じるほどだった。私たちがパキスタンを去った後も彼はスマホで(スマホの急速な普及にも驚きますが)ときどき電話をかけてきた。奧さんは元気だというので、私は彼女が本当に癌だったのか疑っていたのだが、先月ついに彼女が亡くなったと共通の友人から知らされた。それも、彼のスマホが故障したのでその友人に私へ知らせるよう頼んだらしい。併せて、失業中であり生活が苦しいとの追加情報もあった。すべて本当だとしたらとても気の毒なことであるが、今でも何がどこまで本当だったのかわからない。共通の友人にも迷惑をかけたくないので、彼とご家族の幸せを祈りつつ、私からは何も返事をしないことにした。
 
 使用人の仕事の仕方がひどいという話もよく聞く。掃除などは衛生観念の違いもあるし日本人のほうがうるさいのだろうが、手抜きをしているのか本当にできないのかもわからないので日本人側もストレスを感じがちである。私がガーナで雇っていたドライバーは運転が荒く、また移動の際に最短距離をとらず脇道を通って遠回りすることがよくあるので何度も注意をしたのだが、ドライバーはこれが自分流だと言うので最後は諦めた。それでも彼は真面目な正直者で憎めない人だったが。
  
私は、ガーナやパキスタンで運転中のドライバーとよく無駄話をした。このガーナのドライバーには妻子があったが、二番目の妻を迎えるのに必要な牛を買うための資金を貯蓄中だと言う。今の奥さんが気の毒だと私が反対したら、「二人を平等に愛すれば問題ない」とお決まりの答えが返ってきた。それならば奧さんに夫が二人いてもいいのか?と聞いたところ、彼は、「男と女では男が上だから同じようにはいかない」と宣った。雇い主は私(女)である。これには笑ってしまった。

ローカル料理の作り方も使用人さんから教わりました。パキスタンではカレーやチャパティ、ガーナではオクロシチューやグランナッツスープなど。


   
 ここからは聞いた話であるが、使用人の勝手な行動で起こる問題もあるようだ。例えば、ドライバーに赤ちゃんの子守を頼んだら無断で車に乗せてマーケットへ買い物に行ってしまったとか、空き時間に車をUberのようなシェアライドサービスに無断使用していて、ある時事故を起こしドライブレコーダーに残っていたのがきっかけでそれが発覚、という類の話は何度か聞いたことがある。そのほか、家の中にいたベビーシッターが来客の財布からお金を抜き取っている様子や、休暇中の留守宅に鍵を預けたドライバーが勝手に侵入して寝泊まりしていた様子が、室内に設置した防犯カメラに写って御用となる悪質なケースも聞いた。
 使用人トラブルの原因にはミスコミュニケーションや異文化ギャップの問題があるほか、残念ながら日本人(だけではないのかもしれない)が舐められがちということもあるだろう。使用人側も相手を見て態度を変え、たくましく生きているのだと思う。
  

子供にやさしい人たちでした。

 いろいろありながらも私はガーナやパキスタンで使用人さんたちに頼って過ごしてきた。借金問題には頭を抱えたが、私には体験したこと、見聞きしたことの一つ一つが学びだった。これらは異文化ギャップの問題というだけでなく、経済格差の問題でもあると思う。何かトラブルがあると、私たちの間ではステレオタイプ的に「やっぱり○○人(現地人)だから…」という話になりがちだが、当然どの国にも多様な人々がいて、特定の国や民族の人々が嘘を言ったり泥棒をしたり借金を踏み倒したりしても平気だとかいう民度云々の話にするべきではないだろう。高級住宅地に住む雇い主と、スラムからそこに通う使用人ほどの経済格差がある場合、人の振舞い方は変わり、同じモラルを求められないこともあると私は思う。特に相手が外国人でその国の社会に属さず(つまり、報復を受ける心配がなく)、不慣れでナイーブであれば簡単に騙すことができる相手として見做されても仕方がないのではないか。
 
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4.FENICSからのお知らせ
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(1)三大学共同研究「女性・若手研究者のフィールドワークにおける危険・問題と安全対策」として組織された、FENICSと協力しながらで行っている「フィールドワークとハラスメント」。’Harassment in Fieldwork’からHiFのロゴも作成、ホームページを開設しています。
昨年9月の第一回サロン、今年1月の二回目のサロンの記録もアップいたしました。女性の身体とフィールドワークに関する重要な情報がつまっております。どうかシェアなさってください。
また、サロンにご参加の方々が、各大学等でイベントを実施し始めておられるとも聞きます。互いの情報を共有したいと思いますので、どうぞ、ご連絡ください。
 
 
(2)留学・フィールドワークに行く人のための心得(セクシュアリティ編)(仮) 10月20日(水)17:40~
 FENICSと、東京外国語大学の海外事情研究所、男女共同参画推進部会、留学生課等と共催で吉野一枝先生(よしの診療所)をお呼びしイベントを開催します。
 
(3)今月初旬、FENICS100万人のフィールドワーカーシリーズ『現場で育むフィールドワーク教育(FENICS 100万人のフィールドワーカー4) 』が発刊されました!
以下のオーダーフォームで古今書院担当者に注文すると、FENICS紹介価格(15%引)になります。
 
通常、古今書院よりお送りする場合は送料715円(税込)かかりますが、新刊刊行期間限定で、2021年9月末日まで、送料が無料になります。
 
これを機会にぜひご利用ください。
書店では割引はできません。FENICS紹介割引を利用される方は、必ずフォームご記入の方法で注文をお願いします。
 
 
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5.FENICS正会員の活躍
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(1)正会員の吉崎亜由美さんが、新刊の紹介を日本比較教育学会(オンライン、一般公開)にて11時5分より登壇なさいます。
ほかのものをあわせ、下記がプログラムです。ぜひともご参加ください。
 
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・日時:2021 年 9 月 19 日(日)10:00~12:45
・場所:オンライン(Zoom)*入退室自由です。
・発表:1 冊 15 分 (執筆者発表 8 分、指定討論者コメント3分、質疑応答4分)
 
・プログラム
司会:川口純(筑波大学)
1. 10時5分~10時20分
発表者:細尾 萌子(立命館大学)
指定討論者:花井 渉(大学入試センター)
書籍:細尾萌子・夏目達也・大場淳編著『フランスのバカロレアにみる論述型大学入試に向けた思考力・表現力の育成』(ミネルヴァ書房、2020年)
 
2. 10時20分~10時35分
発表者:黒木 貴人(福山平成大学)
指定討論者:Grigory Misochko(京都外国語大学)
書籍:ロシア・ソビエト教育研究会、嶺井明子・岩崎正吾・澤野由紀子・タスタンベコワ、クアニシ編著『現代ロシアの教育改革─伝統と革新の<光>を求めて』(東信堂、2021年)
 
3. 10時35分~10時50分
発表者:濱谷 佳奈(大阪樟蔭女子大学)
指定討論者:卜部 匡司(広島市立大学)
書籍:濱谷佳奈『現代ドイツの倫理・道徳教育にみる多様性と連携─中等教育の宗教科と倫理・哲学科との関係史』(風間書房、2020年)
 
4. 10時50分~11時5分
発表者:宋 美蘭(弘前大学)
指定討論者:石川 裕之(京都ノートルダム女子大学)
書籍:宋美蘭編著『韓国のオルタナティブスクールー子ども生き方を支える「多様な学びの保障」へ』(明石書店、2021年)
 
5. 11時5分~11時20分
発表者:吉崎 亜由美(桐朋女子中・高等学校)
指定討論者:徳永 智子(筑波大学)
書籍:増田研・椎野若菜編著『現場で育むフィールドワーク教育』(古今書院、2021年)
 
休憩:10分
 
司会:島埜内恵(白?大学)
6. 11時30分~11時45分
発表者:森 いづみ(東京大学)、田中 光晴(文部科学省)
指定討論者:高嶋 真之(北海道大学)
書籍:マーク・ブレイ・オーラ・クウォ著、森いづみ・早坂めぐみ・佐久間邦友・田中光晴・高嶋真之・大和洋子訳、『塾:私的補習ルールの国際比較』(東信堂、2019年)
 
7. 11時45分~12時
発表者: 小川 未空(大阪大学)
指定討論者:大塲 麻代(帝京大学)
書籍:小川未空『ケニアの教育における格差と公正─地域、学校、生徒からみる教育の質と「再有償化」─』(明石書店、2020年)
 
8. 12時~12時15分
発表者:岡部 敦(札幌大谷大学)
指定討論者:本所 恵(金沢大学)
書籍:岡部敦『高等学校から職業社会への移行プログラムに関する研究』(風間書房、2020年)
 
9. 12時15分~12時30分
発表者:関口 洋平(畿央大学)
指定討論者:近田 政博(神戸大学)
書籍:関口洋平『現代ベトナム高等教育の構造:国家の管理と党の領導』(東信堂、2019年)
 
1 0. 12時30分~12時45分
発表者:坂口 真康(兵庫教育大学)
指定討論者:橋本 憲幸(山梨県立大学)
書籍:坂口真康『「共生社会」と教育──南アフリカ共和国の学校における取り組みが示す可能性』(春風社、2021年)
 
 
・問い合わせ先:川口(広報委員会) kawaguchi@human.tsukuba.ac.jp
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(2)四方篝さん(12巻『女も男もフィールドへ』執筆者)
FENICSのライフイベントに関するサロンの開催を初期からともに実施している四方篝さん、現在は日本熱帯生態学会事務局の 庶務幹事(ダイバーシティ(男女共同参画)担当)をおつとめです。
6月に開催されたオンラインでのイベントに関し、下記に報告を書かれています。FENICSサロンが各学会の活動へと着実に広がっています。共通した関心を持っている者同士で協力してやっていきたいものです。
オンラインイベントにご参加くださったFENICS会員の方々もありがとうございました。
 
「日本熱帯生態学会JASTE31託児補助,ダイバーシティ・キックオフ企画開催報告」
P11~13
 
(3)SAYNO!よりお知らせ
 
FENICSと協力関係にある、留学における性暴力に対しNO!の活動をするSAYNO!からのお知らせです。
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JAMSNETドイツのイベントを共有させていただきます。
SAYNO!のマニュアルを発端に、ドイツでは日本語でワンストップで、医療支援・法的支援を行うシステムが整えられたそうです。
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「ドイツに暮らす邦人女性とともに考える性暴力・家庭内暴力 〜ひとりで悩まないでください〜」
 
日時:2021年8月27日(金)、ドイツ時間:14時〜16時(入室13時30分から可、日本時間:21時~23時)
オンライン形式:ZOOMウェビナーによるセミナー
 
ご挨拶:在ドイツ日本国大使館
開会:中川フェールベルグ美智子先生(産婦人科中川、産婦人科医)
司会:シュペネマン望氏(DeJak-友の会代表、在留邦人の生活支援)
 ◯:土居真理氏(デュッセルドルフ女性相談室、臨床心理士)
   「邦人女性のための日本語相談室」
 ◯:嶋崎恵子氏(With Kids所属。臨床心理士)
   「家庭内暴力とお子様の心への配慮」
 ◯:フィッシャー平松由紀子氏(竹の会のBitte どうぞ相談室、看護師)
   「性暴力の被害に遭ったら」
 ◯:ゼーツ・カレン・洋子氏(弁護士、日本語の公認翻訳士、通訳士)
   「ドイツでの家庭内暴力・性暴力の法的対応について」
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参加のお申込みリンクは以下の通りです(添付の案内フライヤーの右下をクリックしてくだされてもリンクサイトに移動できます)。
ご登録後、ウェビナー参加に関する確認メールがsay-no@jamsnet.deから届きます。
 
今回のセミナーに関しますお問合せ先のメールアドレスは:
say-no@jamsnet.de
 
* * *
 
以上です。お楽しみいただけましたか?
みなさまからの情報、企画、お待ちしています。
 
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メルマガ担当 椎野(編集長)・澤柿
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